お迎えの準備 | チワワブリーダー.com

お迎えの準備

子犬がお家にきてから快適にすごせるよう準備についてのお知らせです。

お迎え用品

子犬の食事
迎えたばかりの子犬は、急に違うものを食べさせたりおやつを与えたりすると、喉につまらせたり、消化不良でお腹を壊す原因になります。
子犬のお食事は、1ヶ月くらいはブリーダーさんのところで食べていたものを食べさせていただくことをお奨めしています。
ブリーダーさんによっては業務用のものや小売店で入手できないようなものをお使いになられていらっしゃることも多いですから、お迎えの際に一緒につけていただくと良いと思います。
また、ドライフードの場合はお湯や少量の水または牛乳(ペット用の牛乳)でふやかしてやわらかくしてから食べさせてあげます。
1ヶ月経過し、環境に慣れてきましたら、お好きな銘柄に変えていただいて大丈夫です。
長生きさせたいのであれば、安全な自然素材系のフードに変えていくことをおすすめします。
フードを変える場合も一気に変えるのではなく、新しいフードも混ぜながら徐々に変えていきます。
また、人と同じ食べ物は寿命を縮める原因となりますので与えないようご注意ください。

子犬の食事

子犬のお部屋
子犬が安心して快適にいられるお部屋として、60~90cm角のケージやサークルをお奨めしています。 その他、コーナーゲートなどもあると良いでしょう。
「狭いところに入れるのはかわいそう」と思われるかもしれませんが、本来は狭いところのほうが落ち着くと言われています。また、犬は壁に寄り添って寝る習性がありますので、子犬の時期からこうしたゲージやサークルの中で寝る習慣をつけるのはとっても落ち着くことができて大変よいことなのです。
ゲージやサークルはしつけやお留守番のトレーニングにも有効です。キッチリ囲うことで、犬と人との空間を分けることで主従関係をはっきりさせることができ、お散歩の時以外はゲージに入れる習慣をつけると、大変いい子に育つといわれています。
お客様が来たときや犬がちょっと苦手なお友達が来たときなどに使い分けできるのもポイントですね。
こうしたゲージはペットショップやホームセンター、インターネット通販などで準備いただけます。
お迎えする子犬も新しい環境になって不安を感じています。そのため、物損・事故を避ける意味でも絶対に放し飼いにせず、できるだけ準備するようにして下さい。
大きさもお迎えする子犬によって違いますので、ご購入を決められたブリーダーさんやお近くのペットショップ、ホームセンターの店員さんなどにご相談されると良いでしょう。
また、ポイントとしては屋根付きがお奨めです。屋根があると、中が日陰になりますので、その中で子犬も落ち着いて生活ができます。また、活発な犬の場合に、ジャンプやよじ登りで屋根のないゲージやサークルを乗り越えたり、そこから出ようと何度もジャンプを繰り返すことでヒザに大きな負担がかかってしまうからです。
その他にも、フローリングの場合は、できればラグを敷いてあげるなどの対策を行い滑らないようにしてあげてください。成長期の子犬の骨は柔らかいので、ヒザへの負担は後天的に膝蓋骨脱臼になりやすくなります。

子犬のお部屋

子犬が寝る場所
子犬が寝る場所は、とりあえずサークルやゲージの中に『毛布』か『バスタオル』を置いてあげることをお奨めしています。
お迎えしたばかりでかわいい子犬のために、ペット用のベットなど、いろいろとご用意されたくなると思いますが、おトイレがちゃんとできるようになってからが良いですね。
人間の赤ちゃんと同じで、子犬も初めからおトイレはできません。人間のようなオムツではありませんが、トイレシートを敷きつめた上に、毛布かバスタオルを置いてあげてください。
ペット用のベットもいろいろありますので、おしっこしたりして洗うのも大変です。
寒い時期は⇒ペット用のヒーターがありますので、その上に毛布かバスタオルなどを置いてあげていただくと良いですね。

子犬が寝る場所

子犬のおトイレ
子犬のおトイレにはトイレトレーやペットシーツ(トイレシーツも言います)をご使用ください。
ペットシーツはおしっこを吸い取りますので、トイレトレーにペットシーツを敷いてご使用されたり、ペットシーツのいらないトイレトレーもあります。
ただ、トイレトレーをお選びいただく際は、子犬がペットシーツを噛んで破って食べたりできないようなメッシュ状のトイレトレーを選んであげていただくことをお奨めしています。
ペットシーツを破って中のポリマー(水分を吸収する素材)を食べてしまったりすると大変です。
また、初めのうちおトイレのしつけ用に、あらかじめおしっこ臭い付きのペットシーツなどもありますので、お近くのペット用品店やホームセンターなどで、お聞きになられるのも良いかと思います。

子犬のおトイレ

子犬の食器
子犬の食器はできるだけステンレスや陶器のものをご利用ください。
プラスチック製の食器などは子犬が噛んだりして跡がつきます。噛み跡にばい菌が発生してとても不衛生になりますので、できるだけ金属や陶器のものを選ぶようにしてあげてくださいね。
また、元気な子犬は食器をひっくり返したりすることもありますので、できるだけ重さがあるものをお選びいただくことをお奨めしています。

子犬の食器

子犬の水分補給
水分補給には、給水器をお使いいただくことをお奨めしています。
給水器は、ゲージやサークルに取り付けることができるため、毛やホコリが入らなく、お留守の間やご家族さまがお休みになられているときなどでも清潔で新鮮なお水を与えることができますので、大変便利です。
特にお皿をお使いになられますと、お迎えしたばかりの子犬は留守中にこぼしたり、足を入れてひっくり返してしまったり、衛生的にも良くなく後でお掃除が大変になったりします。
給水器は子犬がなめた際に、先端から少量の水が出る仕組みになっていますので、新鮮なお水を入れてあげるようにしてくださいね。
なお、ミネラルウォーターはマグネシウムやカルシウムを多く含んでおり、尿道結石の原因になりますので水道水を用いるか、気になる方は浄水器を通した水道水を入れてあげられると良いかと思います。
あと、お散歩後のワンちゃんは喉が渇いていますので、そういった場合はお皿やボールに水を入れてたくさん飲ませてあげるようにしてくださいね。

子犬の水分補給

子犬のおもちゃ
子犬は人間の赤ちゃんと同じで専用のおもちゃなどを与えてあげることがお奨めです。
おもちゃも子犬の成長に合わせていろいろありますので、遊ばせながらしつけを覚えさせることができて、ご家族さまも可愛い子犬の遊ぶ姿に自然と笑顔になれることでしょう。
ブリーダーさんのところで遊んでいたものと同じものやお近くのペットショップさん、ホームセンターなどでお選びになるのもまた楽しみのひとつかと思います。

お手入れ用品

シャンプーやリンス
お迎えしたばかりの子犬はすぐにシャワーをしたりしないで、濡れたタオルで全身を拭いてあげてください。シャワーができるようになるのは、ワクチンが終了し、散歩できるようになってからとなります。
シャンプーは、必ずペット用の低刺激のシャンプーを使用し、ご心配でしたらお近くのペットショップやご購入したブリーダーさんに良く相談することをお奨めしています。ただし、人間用のものは絶対に使用しないようご注意ください。シャンプーは月1~2回が目安となります。
あまりシャンプーを増やしすぎると皮膚疾患の原因になったり、シャンプーの後にしっかり乾かしたりしないと風邪をひいたりしますのでご注意ください。

シャンプーやリンス

ブラッシング
ブラッシングをすると、毛玉やほつれを取り除くことができます。また、日頃からブラッシングをこまめすると、汚れや臭いを大幅に抑えることにもなります。
まだ子犬がブラッシングに慣れていない場合は、ゴム製のラバーブラシで小さいうちから慣れさせてあげると良いでしょう。ブラッシングは皮膚への刺激となり、新陳代謝を促します。
また、静電気防止スプレーを使用したりすることで、静電気を防止することができるため、ブラッシングを嫌がらなくなります。

ブラッシング

爪切り
爪切りは、小さいうちから少しづつ慣れさせていきます。
爪を切る際はワンちゃんをしっかり安定させて押さえてあげると、爪を切りすぎたり関節を痛めたりすることを防げます。
注意していただきたいこととしては、爪にも血管が通っているということです。
特に体の小さい子犬や爪の黒い子犬の場合はわかりづらかったり、切りにくかったりりますので、慣れないうちはブリーダーさんや専門の方にご相談したりしながら、いきなりたくさん切るのではなく、はじめのうち先端を少しずつ切るようにして、慣れていくと良いでしょう。

爪切り

耳のお手入れ
耳のお手入れは専用のクリーナーで定期的に行ってあげてください。
耳用のローションがありますので、コットンに適量をとり拭いてあげます。
耳垢については、綿棒で取り除きます。特に耳の垂れた子犬(ダックスなど)は、耳の手入れが重要です。小さいころから耳のお手入れに慣れさせてあげると良いでしょう。
また、悪臭やかゆがる場合は早めに動物病院で診てもらうことをお奨めいたします。

耳のお手入れ

お散歩やお出掛け用品

首輪・ハーネスとリード
子犬をお迎えした段階では、まだお散歩には早い時期ですが、徐々に首輪やリード類にも慣らしていく必要があります。はじめのうち子犬用で幅が若干広い軽めのナイロン製がお奨めです。
成長するにつれてサイズに合ったものに買い換えるようにします。
目安としては、首にぴったりのサイズは少々苦しくなりますので、指が1~2本入る程度の余裕があるものがいいでしょう。子犬を連れて来てから数日は暫く様子を見て、環境に慣れてきたようなら食事の時だけ首輪とリード付けてみるなど、少しずつ慣らしていくようにします。
ハーネスは首から胴にかけて犬を包み込むようにつけることができるため、首に負担が少なく、首輪慣れしていない子犬や首回りより頭部の小さな子犬(ダックスなど)にお奨めです。
首輪同様にリードにもいろいろ種類があります。伸縮タイプのリードの場合、犬が小型であったり、怪我や病気で体を傷めている時には、伸縮する際のショックが意外に負担になることがありますので使い方に気配りが必要です。
また、海外では良くノーリードのワンちゃんを見かけたり、国内でも「ノーリードがいい」とも言われたりしていますが、しつけがしっかりできていないと、あらぬ事故のもととなりますので、基本はリードをつけてお散歩をするようにしてください。
なお、災害時やもしも場合に備えて、首輪に迷子札をつけておくと安心です。

首輪・ハーネスとリード

おトイレ用品
お散歩の際には必ずおトイレ用品を持参し、しっかり処理をすることも飼い主のマナーです。おトイレ用品を携帯いただくのがベストですが、最低限、おトイレの処理ができるよう、ビニール袋等のものは必ず携帯するようにしてください。
ペットのマナーは近年社会的にも大きな問題となっています。ペットを飼う人も飼わない人も、お互いに理解しあいワンちゃんだけでなく全てのペットにとって住みやすい環境にしていくためにも一人ひとりの取組みが大切です。

おトイレ用品

キャリーやカート、クレート
子犬と一緒に移動する際にはキャリーやカートを使います。特にショッピングや動物病院へ行く時、公共交通機関を使用する際には必ず必要となりますので、予めご用意しておかれることをお奨めしております。
また、最近は、ドッグスリングというものがあり、お散歩に疲れた子犬を抱っこすることができるため、便利で、お洒落なところが人気となっているようです。
必ずしも必要というわけではありませんが、犬の習性としては三方が囲まれた穴倉のような場所が安心できること、将来的にクレートに入ることを覚えてくれると病院通いや災害時などに便利ですので、できれば欲しいものの一つです。

キャリーやカート、クレート

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